パンプキンジャムVol.2

ステージの透けて見えるカーテン(緞帳)の向こうにかぼちゃメンバーが次々に登場。
いつものことだけど、今日のかぼちゃは何をしてくれるのだろう?
期待と不安?で、小さな胸が張り裂けそうになっちゃう(笑)

チキチキチキンで、チンドン屋さんの定番「竹に雀」のさわりから、
「はじまりのうた」だ。ミサさんが、イントロで右、左と手を上に上げて、おもむろにおじぎをする。


いよいよ始まりです。!


はじまりのうたが始まると思ったら・・・。イントロが終わり聞こえてきたのが、
♪エンヤ〜コラヤット、ドッコイッシャンシャンコ〜ラヤット♪
のメロディ〜。それに続いて、チンドニアン・カチャーシー。
ミサさんが、8時だよ!全員集合の最初の踊りと、カチャーシーのあわせ技で踊りながらステージを降りて、踊りつづける。
また、北海音頭に変わり間奏で、ニーナさんご挨拶。

新名「ようこそいらっしゃいませー。ネオチンドン・かぼちゃ商会でございますー。えー、パンプキン・ジャムボリュームツーでございます〜。これを是非やってみたかったですね。(右手を上げて、)オイッス〜。(笑)ちゃんと返してくださいよ。オイッス〜。(客席からオイッス〜)あー、いいな、ありがとう。そういった感じで行きたいと思います。
 それでは、(気合を入れて。)行ってみよ〜〜〜!!」

後ろに控えていた、丸さん、ウンチャンさん、サブロウさんが前に出てきた。
目を引いたのが、ウンチャンさんの頭。ニセモノのミッキーマウスのように二本角が生えていた。と、思ったら後頭部からも一本。どんなに、まじめな顔でラッパを吹いても見ていて笑ってしまった。(すばらし〜!)


3本生えてます。

2曲目が「キャラバン」だけど、イントロが、岩原さんのベースで“チョッとだけよ”のタブーじゃないか?!
ヒロシさんのエレクトリック胡弓がメロディーを奏でる。全体に怪しい雰囲気が漂う。ニーナさんは当然として、純さんもなんだか怪しげに微笑んでいた。(り平思い込み)


怪しい微笑みの純さん

牧「さあ、始まりましたパンプキンジャム・ボルツー。わざわざ、天気のいい日曜日にね、まだ日も暮れる前から、こちらに来てくださって。本当にありがとうございました。」新名「(お客さんが来てくれるか)チョッと、心配してたんですよね。」

牧「そうですか?」

新名「イヤー安心しました。」


牧「さあ、なんか、こーチョッと陽気な花見気分でスタートしました。パンプキン・ジャムボリュームツー。」

新名「今日、なんか(服装が)春っぽいですよね。」


春の装いは足元から。って、どこ撮ってんの!

牧「分かります?」

新名「春っぽくない人もいるけどね。」

牧「服装だけではね。チョッと分からないけど。えー、デュークエリントンのナンバーでキャラバン。それをチョッとね。」

新名「キャラバン。」

牧「分かりました?」

新名「俺、ヒゲダンスかと思った。」


牧「デンデケデッデンって、ちょっと入ってましたけど。」

新名「ヒゲダンスがメインだと思った。」
牧「一様そう。こっち的にはね。次は、オリジナルで新曲。イリシ節って言う曲で、これは、えーと、ローマ字読みするとイリシで、スペルはI rishuと書くんですけども、アイルランドの民謡をチョッとアレンジというか、取り入れた、(この曲を作った岩原さんの方に振り向いて、)ですか?よろしいですかそれで。(客席から「牧ちゃんこっち向いてろ」と野次が飛んだ。)作者から一言いただこうかなと思って。しゃべりませんか?(と、前を向いてしまう。本当は、しゃべろうとマイクを用意したのに。)そうそう、アイルランドの民謡をチョッとイメージして作った。アイルランドの伝統の民謡って、チョッと(楽器の)編成が似てんるです。こういう???(牧さん補足:「チーフタンズ」と言ってます。)とか有名ですけどね、そういう雰囲気でね、チンドンを取り入れたアイリッシュ風ナンバー、イリシ節です。準備はいいですか?」

で、始まったのが3曲目イリシ節。なんと胡弓のヒロシさんがバイオリンを弾いた。サブローさんのアコーディオンは、バグパイプ風。(たぶん)
イヤー、楽しい曲だ。途中にポールマッカートニーの「夢の旅人」が入っている。輪になって踊りたいぐらいだ。(踊れないけど・・・)

新名「エーイ」

牧「じゃあ、(新名さんに)紹介して、みましょうか。」

ひろしさん次の曲のために、早々にバイオリンを置いてしまう。

新名「バイオリン、持ってないじゃないですか。えー、久しぶりにバイオリンを今日は弾いてくれました。山下ヒロシ」拍手と歓声。


もう縄文人とは呼ばせない。


牧「なんか今日かっこいいよね、服がね、なんか文明開化を興したみたい。チョッとチョッと私は不満。(笑)えっサブちゃんは?」

新名「アコーディオンか、エーアコーディオン田ノ岡三郎」

前に出てきてぐるりと回ってご挨拶。

牧「はい、じゃぁ、トントンと、」

新名「少しずつ紹介していきましょう。交代でね。」

牧「次は、」

新名「パンプキンジャム。いろんなものをいろいろな人と作ってみようと、始まりましたパンプキンジャム。本日のゲストを紹介したいと思います。伊藤ヨタロウさんです。」

8時だよ!全員集合のコントが終わって歌が始まる時に流れるあの、タターラタッタカラッタ、タッタカラッタタタ。(って、文字じゃ表せてないけど、分かるよね。)にあわせてヨタローさん登場。


結構落ち着きなくうろうろ動き回ってました。


初めて、お会いしました。歌のお兄さんの雰囲気も無きにしも非ず?

伊藤「はい、トントンと、伊藤ヨタロウです。今日はいっぱいのお運びで、上玉のお客様ですね。」

牧「よ!上玉。すごい。」

伊藤「上玉ですよ。普段、私のようなのがやっているところよりは、チョッと人間層がいい感じでね、う〜ん。いい感じです。」

牧「そうか!(自分に)そうかって(笑)」

伊藤「音楽を楽しんでるって感じでね。」

牧「うん、ホンとそうですよね。うれしいんですよ。」

伊藤「伊藤ヨタロウでございます。」

牧「伊藤ヨタロウさんでーす。(拍手と歓声)メトロファルスというね、グループをやってらっしゃるんですね。」

伊藤「そう、怪しい音楽隊をかれこれ四半世紀やっております。最初の演奏の曲はですね、メトロファルスじゃなくて、女性のピアノの人と一緒にシングルをたった一度だけやりまして、これが一昨年の暮れ、今は活動はしてないんですが、その曲が大好きな曲なんで、皆さんがせっかく招いてやってくださるということなんで、」

牧「いや、私たちの方から、一回あれがやりたいと」

伊藤「(オカマ風に)いや〜ん。そんなこといって!」(爆笑)

牧「ホントです。すばらしい曲です。それじゃあ、トントンとサックっと、先へ進みます。」

伊藤「そういうことです。トントン伊藤でございます。唄わせてもらいます。(と、話を合わせてたけど、)まあ、気持ち的にねえ、チョッとシリアスな曲なんで、」

新名「牧ちゃん。トントンって言うのは、」

伊藤「(区切って)トン。トン。という感じで。」

新名「ゆっくり行きましょう。」

牧「ゆっくりと!薔薇より紅い心臓の唄」

伊藤「気持ちを入れますからね。」(と、右手を上げ空中から何かを身体に入れるようなしぐさをした。)

4曲目「薔薇より紅い心臓の唄」

新名「イイすね。」

牧「も〜〜〜泣きそうになっちゃったよ。イイ唄っすよね。なんか、これってあれですよね。以前神戸震災のライブで、突然飛び入りで???(牧さん補足:「ホーカシャン」と言ってます。)の方と唄われて。」

岩原「そこで初めて聞きました。」

牧「それで岩原さんがすごい感動して、」

伊藤「あの、2年前に私事ですが、親父が亡くなりまして、その時病床でかけてましたけどね。これからは、老人ホームとかでヒットを狙って行きたいと思います。」

牧「いやぁ、絶対イイ唄ですよね。すごい好きなんです。(お客さんに同意を求める)みんなホントですよね。」

伊藤「どうもありがとうございます。今日CD持って来ようと思ったんですけどね。」

牧「持って来てないんですか?ダメですよ。」

伊藤「いつか、復讐戦で持ってきますんで。」

牧「次は、ガラっと変わって。」

伊藤「なぜか、わたくしだと言うことでこの選曲なんですかね、岩原君。」

岩原「そうですね。是非やっていただきたかった。かぼちゃもやたことがない。」

伊藤「若い方はほとんどご存知ない。このメンバーも半分以上はほとんど知らない。」

岩原「かぼちゃはね、うん、知らない。」

伊藤「エノケンなんですよ。私だってね、とても小さい頃で、でもね、実際は知ってるんです。エー今日は、ナイスなミドルエイジ以上の人たちに今、急遽プレゼントします。コマーシャルでこういうのがあります。(エノケンの物まねで)♪うち〜のテレビにゃ色がない。隣のテレビにゃ色がある。アラマ、綺麗とよく見たらサンヨ〜カラーテレビ♪モノクロの時代からカラーテレビに移った頃ですね。」

牧「知らなくても面白いですね。」

伊藤「知らないでしょ。あとね、昔はジュースが粉末だったですからね、」

牧「うそ〜」

伊藤「(また物まねで)♪ホホイのホ〜イでもう一杯、わたなべのジュースの元ですもう一杯♪知ってる方は、(拍手をしてと手を振る)オーライッ」

牧「カッコイ〜〜」

伊藤「まじめにやります。演奏をお願いします。エノケンナンバーを一つメドレーでやってみたいと思います。」

ヨタロウさんをはさんで、ウンチャンさんとサブローさんが前に出てきた。そして、ウンチャンさんがカウントして、曲が始まった。しかし、よくすぐに吹けるものだ。(感心感心)


り平は、ミドルエイジじゃないけど、聞いたことのある曲ばかりだった。
楽しく、激しく歌い終わって、

伊藤「すいません。名古屋から二日酔いで帰ってきたもんで、二日酔いの唄でございましたした。(変な声で)ヴェヴェ!」

新名「なかなか、芝居っぽいね。これね。」

牧「そう、ヨタロウさんなんか告知があるじゃないですか。ね、ヨタロウさん芝居といえば」

伊藤「芝居ね、そうなんですよ、6月から」

牧「あっ、(といって、そのチラシを手に持って見せる)この。」

伊藤「ありがとうございます。シアターコクーン文化村のコクーンでミュージカルをやるんですけども、“キレイ”という「神様と待ち合わせをした女」松尾スズキというチョッと気鋭の作家の本で、とても面白い。それの音楽を、音楽監督としてやって、曲も半分ぐらい書いて、30曲ぐらいあるんですよ。」

牧「(驚いて)30曲!」

伊藤「実は、私も出て、役もやって、」

牧「役者さんとして出演されるんですもんね。」

伊藤「ほんとにね、脳梗塞で倒れそうですよ。」(爆笑)

牧「でも、すごいですよ。南果歩さん。奥菜恵ちゃん。」

伊藤「離婚で話題の南果歩さん。奥菜さんは、なんか、写真集で話題。」

牧「面白そうですね。」

伊藤「6月からやるんで。今ちょうど佳境ですね。ちょうどその息抜きにと思ってO.Kしたんですが、大変なことになったですね。」(笑いと拍手)

牧「息抜きになりましたでしょうか?」

伊藤「息抜きにならないね。」

牧「こんなことやらされるの、やら恐ろしい。」

伊藤「そっちのほうも売り切れ間近なんですけども、よろしかったら見に来てください。」

牧「是非是非。」

伊藤「そういうことでね、さっきメンバー紹介していましたけどね、チラッと、私もちゃんと覚えてますからね、くっ黒田さん。」

牧「おおっ」

伊藤「長岡さん。新名ちゃん。ミサちゃん。三郎君。海野ちゃん。えー???の丸山君。」

ミサ「正解!」

丸さん。右手でO.Kサインを出す。


伊藤「えー、山下君。メキシコのスケこまし、今日は、テーマはね。岩ちゃん。一緒に舞台に出るのにね、名前を知らないと失礼ということで、そういう礼儀を守った上で最後に一曲歌います。」

新名「好感度めちゃくちゃいいですね。」(笑)

牧「次の曲は、」

新名「ちょっとね、エノケンで佳境が過ぎたということでね、」

伊藤「私ね、非常にね、そこまで繋げるかという気持ちでいましたのでね。エノケン。いい役者というか、歌い手です。」

新名「慎太郎が何とかって言ってましたよね、」

伊藤「ええ、ちょっと時事ネタを入れてみました。」

牧「かぼちゃにはね、なかなかめずらしく社会性出していただき。」

伊藤「あの唄好きなんですよ。」

新名「やっと社会派のかぼちゃ商会です。」

牧「次の曲は、2年前にこころはハレルヤと同じ時期に、NHKみんなのうたで流れていた唄だそうで。メトロファルスの唄ですねこれは。」

伊藤「そうですね、かぼちゃ商会もみんなのうたをやってますんで、今度組んで、巣鴨発という感じで、孫の次のヒットを僕らがやろうじゃないかと。どう?」

牧「おもしろ〜い」

新名「さっそくね、打ち合わせして、今年は絶対。」

牧「来年のみんなのうたを目標に。」

伊藤「シルバーネットワークを使っていただいて。」

牧「がんばります。」

伊藤「はい、それではみんなのうたでもやっていました米の歌というの曲を最後にやらせていただきます。」

6曲目「米の歌」(ミサさんもうたった。)

新名「伊藤ヨタロウさんでした。」

伊藤「どうもありがとう!」(と、投げキッス)

ステージを降りるヨタロウさんに

新名「ヨタロウさん最後までごゆっくり」

で、ドリフのタターラタッタカラッタでステージを降りる。
チョッと間があいて、牧さんのゴロスドコドコで、

7曲目「惑星より木星」
つづいて、
8曲目「りんごの理由」

きゃ〜〜、ウンちゃんカッコイ〜!!(頭も)と、思っていると、
サブローさんが、飛びました。


飛んでます。

新名「どうもありがとう。」

牧「ありがとうございます。えっと、第1部は、とりあえず終了です。2部も是非見てってください。」

新名「はい、とりあえず、休憩に入りたいと思います。ごゆっくりとおすごしくださいませ。それから今日ね、さっきからすごい楽しい音楽をかけてくださってます。」

牧「ディープな南国って感じですね。」

新名「そうね、南国。DJ岡本ホーテンさんです。」

牧「イェ〜イ、よろしくお願いしま〜す。」

新名「お願いします。てっことでおたのしみくださいませ。」

以上、パンプキン・ジャムVol.2の第1部です。

???のところを牧さんが補足してくださいました。(感謝)